業者別任意整理和解ライン~消費者金融系~

業者別和解ライン

任意整理の際の、それぞれの会社の対応の傾向についての解説です。
目安や参考にしてください。

アイフルの任整理和解ライン

アイフル

任意整理 可能
スタンス やや厳しい
将来利息 基本的に3%〜の将来利息がつきます
返済回数 60回

アイフルはアコム、プロミス、レイクなどと異なり銀行の傘下に入っていない独立系消費者金融となります。
そのため、和解条件がやや厳しいものとなっています。
(アイフルのグループ会社であるライフカードも和解条件が厳しいです。)
具体的には、和解の際に3〜10%(利率は取引期間による)将来利息が付加されます。

回数については利息を付加した和解となるため、
取引期間が短い場合であっても長期分割を受け入れてくれることがあります。

アコムの任意整理和解ライン

アコム

任意整理 可能
スタンス やや厳しい
将来利息 基本的にゼロになります。
返済回数 取引期間による

目安
1年未満の利用の場合(12回払い)
2年の利用の場合  (24回払い)
3年の利用の場合  (36回払い)
4年の利用の場合  (48回払い)
5年以上の利用の場合(60回払い)

アコムの任意整理は依頼する事務所によって和解条件が大きく変わることがあります。
同じ内容の借入でも
A事務所では60回払い、
B事務所では36回払い、
C事務所では24回払いとなることがあります。

過払金をメインに取り扱っている事務所は、アコムとの和解条件が厳しくなる傾向があるようです。
まともな和解が取れずアコムの任意整理案件を受けられない事務所も存在します。

アコムは三菱UFJフィナンシャル・グループの一員のため、三菱UFJ銀行のカードローン「バンクイック」の保証会社になっています。
その他、地方銀行の保証会社になっていることも多いです。

そのため、コムが保証会社となっているカードローンを任意整理の対象とした場合に、アコム本体からの借入もあるときは、本体分も任意整理が必要となることがあります。

さらに、「ACマスターカード」の利用もあるときは、アコム本体分、カードローン保証債務分、アコムマスターカード分と3口の和解が必要となる場合があります。

シンキ(新生パーソナルローン)の任意整理和解ライン

シンキ(新生パーソナルローン)

任意整理 可能
スタンス やや厳しい
将来利息 基本的にゼロになります
返済回数 36回〜60回

シンキは受任後3ヶ月程度で和解がまとまらないと訴訟を起こしてくる場合があります。
そのため早期和解をすることが重要です。

プロミスの任意整理和解ライン

プロミス(SMBCコンシューマーファイナンス)

任意整理 可能
スタンス 普通
将来利息 基本的にゼロになります
返済回数 60回 

プロミスは、和解交渉の際に生活状況等を考慮してくれます。

取引期間が6ヶ月未満などの場合は別として、
収支状況・生活状況に応じた返済額に柔軟に対応
してもらえます。
例)72回払いなど

債務整理・任意整理に強い専門家に依頼すれば、生活状況に見合った条件で和解が可能です!

プロミスは三井住友フィナンシャル・グループの一員のため、三井住友銀行のカードローンの保証会社になっています。
その他、地方銀行の保証会社になっていることも多いです。
そのため、カードローンを任意整理の対象とした場合に、プロミス本体からの借入もあるときは、本体分も任意整理が必要となることがあります。

モビットの任意整理和解ライン

モビット

任意整理 可能
スタンス やや厳しい
将来利息 基本的にゼロになります
返済回数 取引期間による

目安
1年未満の利用の場合(12回払い)
2年未満の利用の場合(24回払い)
3年未満の利用の場合(36回払い)
4年未満の利用の場合(48回払い)
5年以上の利用の場合(60回払い)

モビットは任後3ヶ月程度で和解がまとまらないと訴訟を起こしてくる場合があります。
そのため早期和解をすることが重要です。

※2023年7月、モビットは三井住友カードに吸収合併されました。
今後多少対応が変わる可能性があります。

レイク(新生フィナンシャル)の任意整理和解ライン

レイク(新生フィナンシャル)

任意整理 可能
スタンス 普通
将来利息 基本的にゼロになります
返済回数 60回  

レイクは受任後3ヶ月程度で訴訟部門に移管されます。
その前に和解をすると、支払いは4ヶ月先、72回払いなど、条件の良い和解が取れるので早期和解することが重要です。

レイクはSBI新生銀行グループの一員のため、SBI新生銀行のカードローンの保証会社になっています。その他、地方銀行の保証会社になっていることも多いです。

そのため、レイクが保証会社となっているカードローンを任意整理の対象とした場合に、レイク本体からの借入もあるときは、本体分も任意整理が必要となることがあります。

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