この記事でわかること
• 債務整理をためらうと損をする理由
• 「債務整理が必要な状態」の見極め方
• 借金を放置するリスクとデメリット
• 債務整理で得られるメリットと再出発の流れ
• 無料で相談できる窓口
はじめに:債務整理を「怖い」と思っていませんか?
「債務整理をすると信用情報に傷がつくのでは…」
「ローンやカードが使えなくなるのが不安…」
そんな理由で、手続きを先延ばしにしてしまう人は少なくありません。
しかし実際は、借金を抱えたまま放置することのほうが、信用情報への影響よりずっと大きなリスクがあります。
この記事では、借金問題の専門家の視点から、「債務整理」をわかりやすく解説します。
1.債務整理が必要かどうかの判断基準
債務整理が不要なケース
次の3つをすべて満たしていれば、今のところ債務整理は不要です。
• 返済を遅れずに続けられている
• 新たな借入に頼らず返済できている
• 最低限の貯金や生活の余裕がある
債務整理を検討すべきケース
以下のうち、1つでも当てはまる場合は要注意です。
• すでに延滞がある
• 返済のために新しい借金をしている(自転車操業)
• 支払いが生活を圧迫している
特に延滞が発生している時点で、信用情報には「延滞(異動)」として登録されます。
この状態で放置しても、信用情報を守ることはできません。
2. 借金を放置することのデメリット
債務整理を避けることで、次のようなリスクがあります。
①信用情報への影響はすでに発生している
返済が2〜3か月滞ると、信用情報に記録されます。
これは5年間残るため、債務整理をしてもしなくても一定期間は信用情報が回復しません。
つまり、延滞を続けるより、債務整理をした方が早く信用回復できる場合があります。
②遅延損害金で借金が増え続ける
借金を放置すると、利息とは別に「遅延損害金」が発生します。
例:
借入100万円・年利15%なら、年間15万円が利息。
返済を滞らせれば、さらに遅延損害金(20%程度)が加算され、元金がほとんど減らなくなります。
放置するほど、借金総額は雪だるま式に増えていきます。
③心身へのストレスが増大
借金を抱え続ける生活は、精神的にも大きな負担になります。
• 睡眠不足や体調不良
• 集中力の低下、仕事への影響
• 家族関係や人間関係の悪化
「信用情報を守るために苦しみ続ける」よりも、生活を守るための行動が必要です。
④給与差押えや裁判になる可能性
延滞が長引くと、債権者が裁判を起こし、給与や預金の差押えに発展する場合もあります。
• 給与の4分の1が差し押さえられる
• 職場に借金が知られる
• 預金口座や財産が凍結される
こうなってからでは、債務整理でできる対応も限られてしまいます。
3. 債務整理で得られるメリット
債務整理は「信用を失う手続き」ではなく、借金を減らし、生活を立て直す法的制度です。
①借金を確実に減らせる
• 任意整理:将来の利息をカットし、借金を3〜5年で完済できるようにする
• 個人再生:借金を基本的に5分の1に減額(住宅を残せる場合あり)
• 自己破産:借金をすべてゼロに(免責)
特に任意整理は、裁判所を通さない手続きなので、家族や職場に内緒で手続きができます。
②取り立て・督促が止まる
債務整理を弁護士・司法書士に依頼すると、すぐに取り立てがストップします。
返済額も現実的な範囲に見直され、生活が安定する人が多いです。
③信用情報は一時的な問題にすぎない
債務整理の情報は、一定期間で消えます。
• 任意整理:完済から約5年
• 個人再生・自己破産:決定から5〜10年
この期間を「生活再建の準備期間」と考えましょう。
信用情報は永遠に回復しないわけではありません。
4.債務整理を早く始めるメリット
• 借金が少ないうちは「任意整理」で済む可能性が高い
• 家族や職場への影響を防げる
早く動くほど、選べる解決策が多く、結果的に損をしません。
まとめ:守るべきは「信用情報」ではなく「日々の生活」
延滞や自転車操業の状態を放置することは、借金が膨らむばかりです。
あなたが守るべきは「信用情報」ではなく、安定した生活です。
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司法書士なみき法務事務所
監修者:司法書士なみき法務事務所 代表 並木康剛
埼玉司法書士会所属 第2017号
【経歴】
15年にわたり、債務整理案件(任意整理・自己破産・個人再生)に対応し、多くの相談者様の生活再建をサポートしてまいりました。一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。


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