5社で300万円の借金でも、任意整理の結果は「借入先」でここまで変わる!

5社300万円の借金を任意整理した際の借入先(カード・消費者金融)による返済額の違い 任意整理

「借金が5社で合計300万円ある場合、任意整理をすれば毎月の返済額はどれくらい下がるのか?」
これは多くの方が気にされるポイントですが、実は金額が同じでも、借入先によって結果は大きく異なります。
任意整理は「一律に同じ条件になる手続き」ではありません。
どの会社から借りているかによって、返済額・返済期間・将来利息の有無がまったく変わるのが現実です。

毎月5万円で済む人と、10万円以上になる人の違い

例えば、5社合計300万円の借金を任意整理した場合でも、
毎月約5万円前後
将来利息が全額カット
60回(5年)の長期分割
という条件で和解できる方もいれば、

毎月約10万円前後
一部将来利息が付く
36回払いなど短期分割
となってしまう方もいます。

さらに、ケースによっては任意整理をしたことで返済額が跳ね上がり、そもそも任意整理が成立しなくなることもあります。
この差を生む最大の要因が、借入先の種類と会社ごとの対応方針です。

信販系カード会社が多い場合の傾向

借入先がすべて、または大半が信販系カード会社(クレジットカード会社)の場合、
• 将来利息が免除される
• 60回払い(5年)に応じてもらえる
• 元金のみの返済となる
といった、比較的良い条件で和解できるケースが多い傾向があります。
ただし、信販系カード会社であっても必ず好条件になるとは限らず、会社や状況によっては条件が厳しくなることもあります。

将来利息が免除される
60回払い(5年)に応じてもらえる
元金のみの返済となる

消費者金融が多い場合の傾向

一方で、借入先が消費者金融(いわゆるサラ金)中心の場合は、
•将来利息が一部付く
•36回払いなど短めの分割
•毎月の返済額が高くなりやすい
など、信販系に比べると条件がやや厳しくなる傾向があります。
ただし、消費者金融の中にも任意整理に比較的協力的な会社は存在します。

将来利息が一部付く
36回払いなど短めの分割
毎月の返済額が高くなりやすい

後払い決済・携帯料金の注意点

近年増えているのが、以下のような債務です。

後払い決済サービス

•頭金を求められる
•短期返済しか認めない会社
•逆に、長期分割に応じてくれる会社

携帯電話会社・端末代金

•1年の短期返済を求められるケース
•長期分割に応じてくれるケース
対応は会社ごとにバラバラで、明確な統一ルールはありません。

頭金を求められる
短期返済しか認めない会社
逆に、長期分割に応じてくれる会社

⚠和解条件は法律で決まっていない⚠

重要なポイントとして、任意整理の和解条件は法律で一律に決まっているわけではありません。
会社ごとに「和解ライン」が異なる
同じ会社でも借入期間や借入内容で変わる
そのため、債務整理を長年取り扱ってきた専門家でなければ、正確な見極めは難しいです。

会社ごとに「和解ライン」が異なる
同じ会社でも借入期間や借入内容で変わる
任意整理は「とりあえずやれば楽になる手続き」ではありません。

•任意整理をした方が良い人
•しない方が良い人
•他の方法を検討すべき人
正しく判断できなければ、かえって生活が苦しくなるリスクもあります。
だからこそ、借入先ごとの傾向を熟知した専門家への相談が不可欠です。

監修者コメント

監修者コメント

任意整理は、「借金の総額」だけを見て判断できる手続きではありません。
同じ5社・300万円の借金であっても、借入先の種類や各会社の対応方針によって、返済額・返済期間・将来利息の有無は大きく変わります。

実務の現場では、

  • 信販系カード会社が中心で、将来利息が全額免除されるケース
  • 消費者金融が多く、一部将来利息が付いたり短期返済になるケース
  • 後払い決済や携帯料金がネックとなり、任意整理自体が難しくなるケース

など、結果は千差万別です。

任意整理の和解条件は法律で一律に決まっているものではなく、
会社ごとの「和解ライン」や交渉実務を熟知しているかどうかで、予測が大きく左右されます。

そのため、
「任意整理をすれば必ず楽になる」と安易に判断するのではなく、
借入先ごとの傾向を踏まえた上で、任意整理が本当に適しているのかを、専門家に相談することが重要です。

債務整理は、手続きをすること自体が目的ではありません。
今後の生活を立て直すために、最も負担の少ない選択肢を選ぶことが何より大切です。

任意整理に関する「よくある誤解」

誤解① 任意整理をすれば、必ず毎月の返済額は下がる

誤解です。
任意整理は、すべてのケースで返済額が下がるわけではありません。

借入先や和解条件によっては、

  • ⚠️返済期間が短くなる
  • ⚠️将来利息が一部付く
  • ⚠️毎月の返済額がかえって増える

といったことも実際にあります。

特に、

特に、以下のケースは要注意です

  • 👉 借入期間の短い消費者金融が多い
  • 👉 後払い決済や携帯料金の滞納が含まれている

誤解② 借金の金額が同じなら、任意整理の結果も同じ

これも誤解です。

「5社で300万円」という条件が同じでも、

  • ⚠️信販系カード会社か
  • ⚠️消費者金融か
  • ⚠️後払い決済・携帯会社が含まれるか
  • ⚠️借入期間

によって、
返済額・返済期間・将来利息の有無は大きく変わります。

任意整理は「金額」ではなく、「どこから借りているか」で結果が決まる手続きと言っても過言ではありません。

誤解③ 任意整理の和解条件は法律で決まっている

誤解です。
任意整理の和解条件は、法律で一律に定められているものではありません。

実務では、

  • ⚠️会社ごとの内部方針
  • ⚠️借入期間や依頼者の生活状況

などによって、和解ラインが異なります。

そのため、相談した相手がコールセンターの相談員だったりすると、
「相談のとき聞いた概算より返済金が跳ね上がった」ということも起こり得ます。

誤解④ 任意整理をすると、すべての借金を整理しなければならない

誤解です。

任意整理は、
整理する借金を選ぶことができる手続きです。

  • ⚠️和解条件が悪い会社
  • ⚠️保証人が付いている借金
  • ⚠️仕事や生活に影響が出る契約

などを除外し、
一部の借金だけを任意整理することも可能です。

ただし、選び方を間違えると、
全体の返済バランスが崩れることもあるため、
専門家による判断が不可欠です。

誤解⑤ 任意整理をすれば、もう何も悩まなくてよくなる

半分正しく、半分誤解です。

任意整理は、
返済条件を見直すことで負担を軽減する手続きですが、

  • ⚠️家計の見直し
  • ⚠️支出管理
  • ⚠️再発防止の意識

が伴わなければ、
再び返済に行き詰まる可能性があります。

任意整理は「ゴール」ではなく、
生活再建のスタート地点です。

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司法書士なみき法務事務所

司法書士並木康剛

監修者:司法書士なみき法務事務所 代表 並木康剛

埼玉司法書士会所属 第2017号

【経歴】
15年にわたり、債務整理案件(任意整理・自己破産・個人再生)に対応し、多くの相談者様の生活再建をサポートしてまいりました。一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。

司法書士なみき法務事務所 公式サイト
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